IAPAフォローアップ会「香りのシェア会」
当校では、IAPA認定アロマ調香スタイリスト以上で、わたしからご受講くださった方対象に、定期的にフォローアップ会を行なっています。
(NARD JAPAN認定講座フォローアップ会も別枠で開催)
フォローアップ会では、IAPAの52種類はもちろん、そのほかのめずらしい精油などもいろいろ嗅ぎ比べしていただきます。
また、調香にテクニックが必要な精油をピックアップし、その調香のコツをシェア。そのあと実際に実習にて、練習していただきます。
香りのシェア会@犬山市 開催レポ
昨年は、11月初旬に飛騨産業さまにて、蒸留所の見学と高山ショールームにて調香会をさせていただきました。
今年は、名古屋市近辺でご受講くださった方もご参加しやすいよう、名古屋からも近い犬山市にて開催いたしました♪
①新しい香りのシェア
今回は、今年IAPAから発売された国産柑橘精油6種類の香りの嗅ぎ比べとシェアを。
圧搾の柑橘精油との違いを嗅ぎ比べていただき、採油方法の違いを感じていただきました。
圧搾の精油と比べ、とても繊細でやわらかい香りの国産柑橘精油。
水蒸気蒸留法でも、減圧なのかマイクロ波なのかで香りの印象が全然変わってくることに、みなさん驚いてみえました。
こういった繊細な香りは、どういったときに使うといいのか、などもお話ししました。
②調香実習
もうひとつは、秋冬に使いたい「ベンゾイン」の香りの調香について。
特徴的な香りのベンゾインですが、ブレンドにコツが必要。秋に使いたい香りをテーマに、組み合わせると良い精油をムエットで嗅ぎ比べし、それぞれテーマに合わせて調香していただきました。
同じテーマでも、みなさんのイメージで全く違う印象の香りができあがりました。
香りのレシピもみなさんでシェア。
ひとりで調香していると、いつも似たような印象のブレンドばかりしてしまいがち。
こうやって他人のブレンドを嗅ぎ比べることが、自分のチカラとなっていきます。
また、ブレンド精油原液と、アルコール希釈したものと2種類お作りいただき、経時変化も観察します。
つくった香りは、翌日、3日後、1週間後と嗅ぎ比べると、どんどん変化していきます。
ブレンド精油のままとアルコールで希釈したものも、香りかたが違うため、合わせて変化をみます。
こういった作業を繰り返し行なっていくことで、仕上がりの香りを予測できるようになり、クライアントにもよりご満足いただける香りづくりが可能になっていきます。
その後、みなさんの香りはどう変化したでしょうか?
思っていたのと違った場合は、レシピを少し調整して、もう一度経時変化の観察をしてみてくださいね♪
親睦会
フォローアップ会のあとは、犬山市内にて親睦会を行いました。
卒業生のみなさんとゆっくりお話できる時間は、わたしも楽しみです。
卒業後の活動のお話から、身の上話まで…。
美味しい食事をいただきながら、有意義な時間となりました。
(写真を全く撮っておりませんでした…笑)
次回の開催について
次回のIAPAフォローアップ会(香りのシェア会)は、
年内12/ 9(月)10:30〜12:30に、mino*3階にて開催します。
また高山以外では、来年秋頃、下呂温泉で親睦兼ねて行う予定です!
卒業生の皆さま、ぜひご参加くださいね♪